モンゴルのチンギス・カンに起源を持つFBI捜査官、ジミー・ウー!
彼は正義感の強い人物だったが、陰謀に翻弄された。
ジミー・ウーの誕生・能力・活躍エピソード
本名:ジェームズ・❝ジミー❞・ウー
出身:アメリカ メリーランド州チェバリー
身長:173cm
体重:77.1kg
所属:FBI、アトラス財団CEO
ライバル:イエロー・クロー、ゴジラ など
初登場:1956年「Yellow Claw」#1
映画「アントマン&ワスプ」で初登場した、アジア系のFBI捜査官だよね。
その後ドラマにも登場した人物なのじゃが、原作ではどんな人物なのかのう。
ジミー・ウーの誕生
ジェームズ・ウーの家系をさかのぼると、モンゴル帝国の将軍チンギス・カンに辿り付く。
モンゴル帝国は長い時間を経て、現代ではアトラス財団としてその権力を維持していた。
ジェームズが生まれたとき、アトラス財団のラオは、ジミーこそが将来的に財団のトップになる人物だと直感した。
ちなみに現在のトップはイエロー・クロウと呼ばれる人物であった。
しかしジミーの両親はアトラス財団の後継者争いに息子を巻き込ませたくないと考えており、一家でアメリカへと移住(逃亡)する選択を取った。
両親は故郷から離れた土地で安心して息子を育てたが、結局はラオの周到な計画に翻弄されることになる運命だった。
1950年代になると、ジミーはFBI捜査官の一員として活躍する立派な大人へと成長していた。
冷戦の当時、アメリカは中国や他の共産主義国に対して否定的な感情を持っており、それは差別にもつながっていた。
そのためアトラス財団は、欧米諸国が中国系の人物を受け入れやすい環境を整えようと考え、ジミー・ウーに活躍の機会を与えて中国系のイメージの向上を図る計画を立てた。
アトラス財団はイエロー・クローを国際的なテロリストに仕立て上げると、ジミーが彼を見事に倒すことを期待した。
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ジミー・ウーの能力
優秀な捜査官
ジミー・ウーは特別な力を持たない通常の人間であるが、強い正義感とそれを実行できる意思を持つ優れた捜査官である。
ジミーはFBIやSHIELDの戦闘訓練に参加しており、一般人とは比べ物にならない戦闘スキルを持つ。
本人曰く、彼は14もの格闘技訓練を受けているとのこと。
また銃火器の扱いにも慣れている。
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ジミー・ウーの活躍
いたちごっこ
1950年代の後半、イエロー・クローはアメリカを打倒するために中国政府と協力し、親族のスワンとナチスの大罪人であるカール・フォン・ホルストバッデンを連れてアメリカの地を訪れた。
イエロー・クローの脅威に対応するため、FBIはジミー・ウーを関連事件の主要捜査官に任命した。
ジミー・ウーはサンコフランシスコのチャイナタウンで情報を集め、脱獄囚のロッキー・ミラーからイエロー・クローの足掛かりをつかむことに成功する。
イエロー・クローは政府関係者と内通しており、そこから重要な情報を盗んでいるようだった。
ジミーが捜査を進めていたある時、彼はスワンと出会い、彼女に惹かれるようになっていた。
その後ジミーは、スワンがクロウ側の人間であることを知ると、悪事から足を洗うように説得した。
しかしイエロー・クローはいつでもスワンに催眠術を施すことができるため、命令には必ず従ってしまうのだと話した。
ジミーはその後スワンを尾行し、イエロー・クローの本拠地を突き止めることに成功した。
単独で本拠地に乗り込んだジミーは、イエロー・クロウを捕らえようと試みたが、逆に捕らえられてしまう。
ジミーは捕らわれたまま処刑を待つだけの身となったが、見張りを欺いたスワンの手伝いによって解放された。
ジミーの逃亡を許したことで、イエロー・クローは本拠地をを別の場所に移した。
新たな本拠地を構えたイエロー・クローは、ミュータント能力に覚醒した者たちを捕らえ、彼らに催眠をかけると次々に奴隷化していった。
一方のジミーは、ミュータントが行方不明になる事件を捜査し、それがイエロー・クローの仕業であることを突き止めていた。
ジミーは敵の新たな本拠地を見つけ出すことに成功し、果敢に侵入するとミュータントたちを解放することに成功した。
計画を台無しにされたイエロー・クローは逃走した。
その後もジミーとイエロー・クローの、まるでいたちごっこのような戦いは長らく続いた。
最終的にジミーは、「Gメン」と呼ばれる超人チーム(ジミー・ウー、ゴールデン・ガール、ゴリラマン、ヒューマン・ロボット、マーベル・ボーイ、ヴィーナス)を組織し、イエロー・クローが誘拐した大統領を救出する活躍を見せた。
問題が解決すると、その後Gメンは解散した。
スタークセブン
ある時ジミー・ウーに対し、億万長者の発明家であるハワード・スタークからアプローチがあった。
ハワードの目的はグレイと呼ばれる異星人から「ライゲリアン・レコーダー#451」という名の人型ロボットを盗み出すことで、それを実現するためにはジミーのような優秀な人材が複数人必要だった。
その後、ジミーはネッサ・ザ・キトゥン(ベア)、ダム・ダム・デューガン、サンダーボルト・ロス中尉とチームを組み、作戦にあたることになった。
チームの活躍で見事レコーダーを盗み出すことに成功すると、ハワードは死にかけていた自分の息子にロボットを使用して命を救った。
その後レコーダーを強奪されたグレイは、ハワードの前に現れた。
息子の命が救われたことで今後地球は発展するだろうが、それに危機感を持った他の銀河帝国によって地球は破壊される運命にあるとグレイは警告した。
その話を聞いたハワードは、息子の秘密を守るためにジミー・ウーたちのチームを再編成して「スタークセブン」を結成し、グレイたちの本拠地であるエリア52を攻撃した。
スタークセブンはグレイたちと激しい戦いを繰り広げ、最終的には異星人を全滅させた。
ゴジラとの戦い
ある時ジミー・ウーの前にニック・フュリーが現れると、彼はジミーをSHIELDに勧誘した。
SHIELDに在籍している間、ジミーはフューリーとキャプテン・アメリカとともに、復活したイエロー・クローと戦った。
その後ジミーは、ダム・ダム・デューガンがリーダーを務める「ゴジラ・スクワッド」のメンバーに選ばれ、北米で暴れ回る突然変異恐竜ゴジラを討伐するための作戦に参加した。
ゴジラ・スクワッドはゴジラを発見するとシアトルまで追跡し、ゴジラがサンフランシスコに辿り付くまでの間、怪獣をなんとか足止めしようと戦った。
しかし依然としてゴジラを倒せないジミーは、ゴジラの専門家であるユリコ・タキグチ博士からアドバ伊豆をもらうため、デトロイトへ向かった。
ジミーは博士に協力してゴジラと戦うための兵器製作を手伝い、その過程でユリコ博士の助手であるタマラ・ハシオカ博士と出会った。
二人は同じ時間を過ごしているうちに、互いに惹かれ合うようになっていた。
その後ゴジラを倒すための兵器「レッドローニン・ロボット」が完成すると、ロボにはユリコの孫であるロバート・タキグチが乗り込んだ。
ジミーはレッドローニン・ロボットとロバートを支援しながら、最終的にソルトレイクシティまでゴジラを追跡した。
しかしレッドローニン・ロボットは激しい戦闘の末に再起不能に陥った。
だがピム粒子を使ってゴジラを縮小させることに成功し、無事に捕獲することに成功したのだった。
捕獲されたミニサイズのゴジラはSHIELDに送られたが、すぐにゴジラの逃亡を許す結果となった。
ニューヨークで姿を消したミニサイズのゴジラを捜索するため、ジミーとSHIELDはファンタスティック・フォーに協力を要請した。
そしてようやくゴジラを発見し捕らえることに成功すると、ファンタスティック・フォーはゴジラをアース-78411の世界へと移動させた。
だがしばらくするとゴジラは元の巨大な姿でアース-616に帰還し、再びアメリカに恐怖をもたらした。
暴れ回るゴジラに対し、ファンタスティック・フォーとアベンジャーズが協力して対処し、大規模な戦いの末にゴジラは大西洋へと敗走した。
最後の任務
ゴジラの脅威が去るとゴジラ・スクワッドは解散となり、ジミー・ウーの仕事は通常のSHIELD業務へと戻った。
その後デルタイツの襲撃により、ウーはライフ・モデル・デコイ(LMD)に置き代えられた。
LMDに置き代えられた人物たちは、当初は死亡したものと思われたいたが実は監禁された状態で生かされており、事件が収束するとジミーも助け出されて回復に至ることができた。
その後、ジミーはジャスパー・シットウェルとタッグを組み、ヴィランの陰謀を阻止する大きな活躍を見せた。
そして結果的にジミーのSHIELD最終任務となったのは、因縁のアトラス財団絡みの事件だった。
ジミーはエージェントのチームを率いてアトラス財団のサンフランシスコ支部へと侵入し、施設内で怪しげな秘密の部屋を発見した。
だがその直後に何かが起こり、ジミー・ウーを除く全てのエージェントが殺害された。
駆け付けた別のエージェントたちによって発見されたジミーは、生きてはいたものの脳の機能がほとんど停止しており、生命維持装置無しでは生きられない状態となっていた。
アトラス財団の施設で何が起こった事件の調査に着手したデューガンは、かつてのGメンのメンバーであるゴリラマンを呼び出し、さらにM-11(ヒューマン・ロボット)やマーベル・ボーイも招集された。
マーベル・ボーイは目を覚まさないジミーに対し、1950年代に共に戦った時の姿で彼の肉体を再構築し、彼を復活させることに成功した。
ウーは1950年代の頃の若かりし頃の姿で蘇ったが、1950年代以降の約50年間分の記憶は失われる結果となった。
ジミーがGメンのメンバーを連れて自宅に戻ると、そこにはデレク・カナタという人物が待っていた。
カナタはGメンの元メンバーであるヴィーナスの居場所を見つけたと話したため、彼らはその言葉を信じてアフリカへと向かった。
アフリカに到着したジミーたちは、協力者であるカナタのいとこと出会い、その人物の案内でヴィーナスを発見することができた。
だがそこに突如としてイエロー・クローのロボットが現れると、彼らに攻撃を仕掛けてきた。
なんとか敵を倒したチームは、ヴィーナスを連れてアフリカを離れ、その後ジミーが記憶を失う前に記録していたリストを調査し、アトラス財団のあらゆる活動に迫ることに成功した。
だがその動向を察知したイエロー・クローは、手下を送り込んでまたしてもGメンを襲撃したが、ジミーたちはなんとか敵を退けることに成功した。
だがこの襲撃に違和感を感じたジミーは、チーム内に敵の内通者がいるのではないか疑っていると打ち明けた。
するとヴィーナスが闇落ちし、その影響でチームのメンバーたちも疑心暗鬼となり、メンバー同士で戦いが発生する事態に発展した。
その惨状を目撃したジミーは、ヴィーナスを落ち着かせて彼女が正気に戻るのを助け、チーム内の争いを回避させることができた。
その後、ヴィーナスは前世に接続することに成功し、ナイアドとして持っていた全ての能力を取り戻した。
準備が整ったチームは、アトラス財団のサンフランシスコ支部に侵入し、再び隠し部屋の中へと入って行った。
部屋の先にはイエロー・クローとラオ氏が待ち構えており、彼らはジミーがここまで来るのを待っていたのだと話した。
アトラス財団のトップであることを示すジンギス・カンのマントを渡されたジミーは、グレート・カンの称号を得て、財団の保有資産と権力を手に入れた。
アトラス財団のトップとなったジミーは、カナタを使ってSHIELDに嘘の報告をさせ、ジミーは死亡したと偽った。
こうしてジミー・ウーは、アトラス財団のトップとして秘密裏に活動を行うことができるようになった。
アトラス財団のCEO
ジミー・ウーはアトラス財団の運営方針を悪徳なものから健全なものへとシフトさせようとしたが、これまで関わってきた多くの犯罪組織と縁を切るのは容易なことではなかった。
アトラス財団の方針に納得ができないとある犯罪組織は、演劇作品を鑑賞している観客たちから生命力を吸収し、モンスターの軍団を誕生させるアイテムを使ってアトラス財団を襲撃した。
この襲撃にはスパイダーマンも巻き込まれており、アトラス財団とスパイダーマンは協力して敵を倒した。
その後、スクラル人によるシークレット・インベージョンが進められると、アトラス財団は西海岸でスクラル人の活動を妨害した。
スクラル人の侵攻が収束すると、アトラス財団はサンジャル・ジャヴィードを組織に引き入れて優秀なエージェントを育成するための学校を設立した。
アトラス財団はジミー・ウーのもとで健全な組織へと生まれ変わり、若く優秀な人材を育成する環境を整えた。
アトラス財団はジミー・ウーの活躍で、今後もその地位を盤石なものとするだろう。
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ジミー・ウーの強さ
パワー:C⁺
耐久力:C⁺
スピード:C⁺
知能:B
エネルギー:C
戦闘スキル:B⁺
というわけで、ジミー・ウーの強さは・・・
C⁺ なのじゃ!
特別な能力は持っていないものの、優秀な人物であることは確かなのじゃ。
まさかジンギス・カンの末裔で、組織のトップになるほどの人物だとは思わなかったよ。
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しかし本作は、ただのスピンオフでは終わっていないことが最近判明しました。
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にて、ドクター・ストレンジがマルチバースの扉を開いてしまったことにより、「ホワット・イフ…?」で語られたキャラクターたちが「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場する可能性が浮上したのです。
「マルチバース・オブ・マッドネス」の予告映像や宣伝ポスターなどに、アニメで登場した人物やアイテムと見られる存在が確認されています。
そして実際に、アニメで初登場を果たした「キャプテン・カーター」が「マルチバース・オブ・マッドネス」にも登場して大きな話題となりました。
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