生命体の正確な複製体、LMD!
見た目だけでなく本人と同じ記憶を持つLMDは、自分がLMDだと気づかないことすらある。
LMDの誕生・能力・活躍エピソード
名称:LMD(ライフ・モデル・デコイ)
設計者:SHIELD主任設計技師
初登場:1965年「Strange Tales」#135
ドラマ「エージェント・オブ・シールド」に登場した、人間そっくりなロボットだよね。
そっくりを通り越して、もはや本人と同一の存在として見なされることもあるのじゃ。
LMDの誕生
ライフ・モデル・デコイ(LMD)はSHIELDの技術部門が作り上げた、対象者の精巧な複製体である。
この人間そっくりなロボットは「そっくり」の域を超えており、見た目の精巧さはもちろん、本人と同じ記憶がインストールされているため、もはや対象者とLMDの見分けがつかないほどである。
SHIELDがこの人知を超えた技術を手に入れたきっかけは、1961年に遡る。
任務でフランスに滞在していたニック フューリーと弟のジェイク・フューリー、トーマス・デビッドソンの三人は、そこで自己複製に関するテクノロジーを発見した。
このテクノロジーは任務中にデビッドソンとジェイク・フューリーに取り込まれ、二人の複製体が作成された。
その後ニック・フューリーがこのテクノロジーをSHIELDに持ち帰ったことで、LMDが誕生するきっかけとなった。
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LMDの能力
人間そっくりなロボット
LMDは対象となる人間のあらゆる特徴(話し方や歩き方、癖、髪、指紋、網膜、体臭、行動パターン)を正確に模倣したロボットである。
まず最初に複製したい対象を専用のカプセル内でスキャンし、次にスキャンした情報をもとにCPUを搭載した軽量チタンフレームで骨格を作成する。
その上に筋骨格とシリコン製の外皮を被せ、スシャンした本人と同一の見た目となるようにテクスチャー処理を加え、電源を入れて起動することでLMDは完成する。
見た目や思考パターンは対象者の本人そのものだが、身体の内部構造が人間よりも強固なため、戦闘の場面では大きな力を発揮する。
LMDは人間を超えたパワー、耐久性、スピードを持ち、オプションとしてプラズマ・キャノンが発射可能なミサイル・サイロを搭載したモデルもあるため、殺傷能力の高い兵器としての運用も可能になっている。
またLMDには自己修復が搭載されており、軽いダメージであれば自然と傷が治る。
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LMDの活躍
ニックフューリーのLMD
LMDが最初に大きな活躍を見せた場面は、ニック・フューリーがヒドラによる暗殺の標的となったときだった。
SHIELDはニック・フューリーのLMDを大量に生産し、それらを囮として使用することで本物のフューリーが殺害されるのを防いだ。
その後、LMDはフューリーを殺そうとしている人物を突き止めるために派遣されたり、A.I.M.による攻撃で死亡したフューリーが実はLMDで本物は無事だったなど、更なる活躍を見せる。
しかしあまりにもLMDが優秀すぎたため、敵であるA.I.M.がLMDの技術を盗もうとSHIELDの施設に侵入するという事件が起こった。
しかし敵の目的はニック・フューリーに阻止され、技術の流出は免れた。
ダム・ダム・デューガンのLMD
1966年8月、ダム・ダム・デューガンが戦闘で致命傷を負い、死を回避できない状況へと追い込まれていた。
ニック・フューリーは戦友を失いたくないという気持ちから、デューガンが完全に死亡する前に仮死状態にし、その肉体を保存することにした。
その後、フューリーはLMDの技術を使ってデューガンの新たな肉体を構築し、ダム・ダム・デューガンを復活させることに成功した。
しかし、フューリーはデューガンが復活できた理由として「インフィニティ・フォーミュラ」を投与したからだと嘘の説明をした。
だが本物のデューガンは仮死状態のまま非公開の場所に保管されており、そこからLMDに意識が送信されるという仕組みになっていた。
そのことは何十年もの間デューガン本人(とそのLMD)に知らされず、自分がLMDであることを本人もLMDも気が付かないまま生活した。
キャプテン・アメリカのLMD
スティーブ・ロジャースがキャプテン・アメリカからの引退を表明した時、SHIELDは彼にヒーローを継続してもらうためにLMDを使用した。
スティーブ・ロジャースはヒーローからの引退を宣言しても敵から命を狙われており、狙撃手の標的となっていた。
そのことを知ったSHIELDはLMDを使用してスティーブ・ロジャースの命を救い、彼が再びヒーローとしてカムバックするきっかけを作った。
その後、LMDの技術は中国によって盗まれ、「オペレーション:レプリカ」と呼ばれるプロジェクトに利用された。
中国はこのプロジェクトでキャプテン・アメリカのLMDを誕生させることに成功し、このLMDはアメリカに送り込まれた。
しかし完成度が低かったためか本物のキャプテン・アメリカには実力が遠く及ばず、簡単に敗北し破壊された。
トニー・スタークのLMD
アイアンマンの正体がトニー・スタークであるとまだ世間に知られていない時、マンダリンとの戦いでその正体が明らかになるという事件が発生した。
その後、トニーは苦肉の策としてLMDを使用し、アイアンマンの正体が自分でないことを世間にアピールした。
それから少しして、マダム・マスクがスターク・インダストリーズを襲撃して爆発を引き起こした時、意図せずトニー・スタークのLMDが起動した。
トニーがスターク・インダストリーズに戻ると、自分のオフィスでLMDが待っており、これからは自分が本物のトニー・スタークになると宣言した。
その言葉通り、スターク・インダストリーズに記録してある自分の個人情報が全てLMDによって変更されており、本物のトニーは完全に部外者となっていた。
身元を奪われ会社から追い出されたトニーは一文無しとなり、助けを求めてアベンジャズ・マンションへと向かった。
しかし、そこでも個人情報の改ざんが原因でマンションに入れてもらうことができず、ジャービスによって追い返されてしまった。
さらに偽物のトニーとなってしまった彼は警察にも追われるはめになり、逃亡生活を余儀なくされることとなった。
するとそこにマダム・マスクが現れ、トニーを憐れな状況に追い込んでしまった原因を少しは感じていたようで、身分を取り戻す手助けをすると申し出た。
一方その頃、トニーのLMDはニック・フューリーとキャプテン・アメリカに協力し、ヒドラの基地を制圧する活躍を見せた。
この一件で、LMDは周囲に自分が本物であるという認識を植え付けることに成功したが、自分が本当の本物になるにはトニー・スタークを殺さなければならないと考えるようになった。
夜になるのを待って、トニー・スタークとマダム・マスクはスターク・インダストリーズに侵入した。
だがその行動はLMDに読まれており、待ち構えていたアイアンマン(LMD)によってすぐに攻撃を受けた。
トニーはマダム・マスクを守りながらアイアンマンと戦うも、防戦一方となる。
しかし防戦に徹して時間を稼いだことで、二人の警備員が戦いの現場に駆け付けた。
LMDアイアンマンが警備員に気をとられている隙に、トニーはアイアン・アーマーを装着することに成功。
アイアンマン同士の激しい戦いの末、LMDアイアンマンは精錬釜へと落下し、跡形も無く溶けて消滅した。
無事に身分を取り戻したトニーは元の地位に復帰したが、その後も別のLMDを使い続け、自分が不在の時はLMDにスターク・インターナショナルを率いるよう手配した。
その他のLMD
他にもジャレラ、ソー、デッドプール、ナイトシェイド(チルダ・ジョンソン)、アーケード、シング、ジェイク・フューリーなどのLMDが確認されている。
またLMDには良い面もあるが当然のように悪用される機会も多く、バロン・ストラッカーの精神に基づいて作成されたデルタイツを誕生させるための技術として利用されたり、ウルトロンの部下としてLMDが利用されたこともあった。
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LMDのまとめ
というわけで、LMDはとても便利な反面、敵に利用されるとかなり厄介なことになる、諸刃の剣なのじゃ。
この手の重要な技術って、絶対に敵の手にも渡るよね。機密情報の管理しっかりしろ。
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これまでNETFLIXやhulu、フリーフォームなどがドラマを展開してきましたが、「アベンジャーズ」などの本筋に影響を与えることはほとんどありませんでした。
しかし2021年に配信が開始された「ワンダヴィジョン」を皮切りに、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」「ホークアイ」など、これまでの主役級ヒーローたちがドラマに登場し、しかも今後公開の映画に直接関係する物語が展開されています。
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Disney+をオススメする理由②:オリジナルアニメ作品
【Disney+ (ディズニープラス)】では現在、オリジナルアニメーション「ホワット・イフ…?(What If…?)」が配信されています。
この作品では「もしも世界がヒーローを失ったら?」「もしもティ・チャラがスターロードだったら?」「もしもウルトロンが勝利していたら?」など、起こり得たかもしれない「もしも」のエピソードを描くスピンオフアニメーションとなっています。
しかし本作は、ただのスピンオフでは終わっていないことが最近判明しました。
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にて、ドクター・ストレンジがマルチバースの扉を開いてしまったことにより、「ホワット・イフ…?」で語られたキャラクターたちが「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場する可能性が浮上したのです。
「マルチバース・オブ・マッドネス」の予告映像や宣伝ポスターなどに、アニメで登場した人物やアイテムと見られる存在が確認されています。
そして実際に、アニメで初登場を果たした「キャプテン・カーター」が「マルチバース・オブ・マッドネス」にも登場して大きな話題となりました。
そのため今後、映画を最大限楽しむためには、ドラマと合わせてアニメの視聴がおすすめ!
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今後【Disney+ (ディズニープラス)】で公開される予定のオリジナルアニメ作品をまとめたのでご覧ください!
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